では、手で丸めた羊毛を、針で刺すことでフェルト化していきます。凹凸のある専用ニードルで刺すことで繊維がからまり、普段みかける布のフェルトのようになっていきます。
利き手で針を持ち、反対の手に指カバーをつけます。コレ言っとかないとウチの妹は針持つ手にカバーしてましたから・・・(笑)指カバーない方は覚悟を決めておきます(笑)
専用のマットがない方は厚く敷いたタオルや、固いスポンジなどを台にします。(100均でもマット発売されましたよ!)最初はガツガツ刺すので、これらのマットの下に、テーブルを保護するモノを敷いておきましょう・・・気づいたらテーブルが穴だらけになってないように(^_^;)私はカッターボード?敷いてます。
準備ができたらガスガス刺します。土台のマットを貫くぐらいが目安ですが、力を入れすぎると針が折れるのでご注意を。
せっかく丸めた羊毛ですが、刺すと凹みますのでぺったんこになってきます。
本来球形を保ったまま刺していけばいいのですが、最初は難しいし時間かかると思うのでこんな風にまんべんなく刺して一旦楕円のぺったんこにします。写真①
で、ある程度刺したらペリペリっとめくって裏側も同じように刺します。夢中で刺しすぎると土台と同化するのでご注意ください(笑)
裏表刺したらぎゅっと手で二つ折りに。写真②
二つ折りにしたらその上からまたガスガス刺します。羊毛を刺すときはしっかり反対の手で押さえつけるのがポイントです。ふわふわしてるとなかなか固まりません。写真③
二つ折り状態をまた裏表まんべんなく刺し終えたら、さらに二つ折りにし、同様に刺しつけます。写真④
だんだん小さく固くなってきます。
最初の楕円の状態でこの二つ折り作業を繰り返す回数は変わってきますが、写真⑤くらいの大きさになればOKです。ここからは球を意識していきます。
⑤の状態で、パックリ割れ目ができている部分を上から刺して割れ目を閉じます。写真⑥→⑦
全体を見て同じように割れ目があれば閉じていきます。割れ目がなくなれば、あからさまに出しゃばってる部分を刺して凹ませ、写真⑧
両手でころころ力を入れて転がしたり、粘土のように指でぎゅっぎゅっと押し固めて理想の形に近づけながらチクチクします。写真⑨⑩
ここまで来たら針は深く刺さずに球の中心まで刺さるくらいにします。と言っても順調にきていればそうそう球を貫けるほど柔らかくはないはずです。大体球に近づくにつれ、針は浅く刺して、せっかく作った球形を凹ませないようにします。
二つ折りを繰り返しこのぐらいに
割れ目を刺して閉じて行く
割れ目が閉じました
凸凹を浅く刺して整えていきます
ころころ~で丸く。
ぎゅうっと押して形を整えて刺します
コロコロ転がす→優しく浅くチクチク、を繰り返すとだんだんきれいな表面の球になります。
段々針が刺さりにくくなって手が疲れてきます(笑)100均の針は太いのでこういった仕上げ段階には向きません。今後続ける方はこのような↓細針を購入しましょう(笑)
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今回は100均のみで行いたかったので最後まで付属の針のみで行っています。
これで顔の土台が完成。(*^。^*)
ここまででかかった時間は18分ほど。ちなみに私が初めて丸を作った時は1時間ぐらいかかった気がします(笑)
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