シマエナガモドキ


【シマエナガモドキ】ドラゴン科トリモドキ属

生態

シマエナガに擬態し、雛の時期をシマエナガの雛と共に育ててもらう。本来ドラゴンは親子の結びつきが強いが、シマエナガモドキの雛は大変脆弱で小さく、体温調整がままならないためにこの寒い地方では暖をとる必要があることからシマエナガの巣に同居するようになったと考えられている。シマエナガの雛たちが巣立つ頃には親ドラゴンと暮らせる程度に成長するため、共に巣立ち、シマエナガモドキは本来の親元へ戻ると言われている。

 

識別点

体色はシマエナガ同様。頭部に2本の白いツノをもち、鼻づらは黒、下あごは白になっている。翼は羽毛ではなく翼膜でごく小さい。尾は長くしなやかで雛の時期には武器となる。

擬態時は翼を閉じ、長い尾を巣の中へ隠しているため見分けがつきにくい。


羊毛フェルト シマエナガ ドラゴン 手乗り
シマエナガモドキ
羊毛フェルト シマエナガ ドラゴン 手乗り
シマエナガモドキ

羊毛フェルト シマエナガ ドラゴン 手乗り
シマエナガモドキ

 シマエナガにとってはやっかいものかと思いきや、情に厚いシマエナガモドキは一緒に育つ雛を兄弟と認識するためとても良い巣のガードマンになります。脆弱なドラゴンの雛と言えども鳥よりは強く、蛇や小型の猛禽等であれば長い尾をムチのように使い追い払ってくれます。巣立った後は親元で見違えるほどドラゴンらしい姿になりますが、親兄弟の絆は忘れず危険があれば守ってくれるものすごく頼れる存在になるようですよ!